整理収納、お掃除のプロとして、お客様のおうちに伺うと、
片付け=苦痛
というお声をよく聞きます。
私はお片付けを仕事にしているくらいなので、片付け好きなのですが、ちょっとしたコツで、楽しく、簡単に片付けができる仕組みをつくることができます^^
私も、セミナーをお聞きしたことがある、かたづけ士の小松易(こまつやすし)さんが、片付けの極意についてお話されていたので、まとめます。
せっかくですから、大掃除をするついでにお片付けもしてみましょう^^
大掃除と一緒に片付けもするコツについてまとめますね^^
かたづけ士 小松易さん
かたづけ士の小松易さんは、生産性を上げたいオフィスや勉強に集中したい子供たちに向けて、これまで10年以上もかけて、約2万人に片付けの極意を伝授しています。
たくさんの本も出版されていて、アジアを中心に海外でも翻訳されている、とても人気のある方です。
片付けられるようになるには・・・。
日頃の自分のくせや習慣に気づくこと。
片付けは、整理、整頓、習慣です^^
整理・・・要らないモノを減らす。
整頓・・・使いやすく配置する。
習慣・・・片付いた状態をキープする。
ということができれば、どなたでも片付けることができます^^
片付けの極意
1,片付かない悪循環を断ち切る。
毎日多くの紙類が増える・・・。
片付けても片付けても片付かない・・・。
時間がない・・・。
そこには、悪循環がかくれています。
多い状態のまましまう⇒押し込む⇒隠れる⇒忘れる
この悪循環がスパイラルになってしまいます。
断ち切るには、いかに今あるものを減らすかがカギになります。
整理の4ステップの順番に片付けてみましょう^^
整理の4ステップ
1,出す
まずは、出します。
(全部出したついでに、ホコリを落とします)
2、分ける
基準を決めてわけます。
過去1ヶ月以内に使ったかどうかを基準に分けていきます。
3,減らす
捨てるを基本にします。
捨てられないものは、売る、あげるなど、行き先をしっかり決めます。
4、しまう
1でホコリを落とした元の場所にしまいます。
*出して、分けていくところで、ある程度は、減らせると思います。
ここに置くと便利かな?
別の場所の方が使いやすいのかな?
どうしてここへ置くのかという理由を考えてみると、しまう場所も決められますね^^
財布で片付け診断
片付け方は、財布を見ればわかるそうです。
レシート、カードが多い人は・・・片付けを先送りにする人
サイズが大きい人は・・・収納頼りな人
膨れ上がっている人は・・・詰め込んでしまう人
当てはまっていませんか?
これも、一旦、財布の中を全て出してみましょう。
出すことで、片付けスタートのスイッチが入ります。
財布の場合も、
出す⇒分ける⇒しまう
の順に片付けます。
出す
財布もやり方は同じです^^
中身を全部出してみましょう。
全部出した財布も、ホコリが溜まっているので、大掃除☆
ホコリを落として、乾拭きしましょう^^
細かい部分は、小さいブラシでホコリを落とすときれいになります。
革の財布は、革専用クリーナーで磨いてあげて、お金のお家の財布に感謝して、大掃除をしてあげましょうね☆
分ける
財布の中身を分けるときは、
使った。
使わなかった。
保留。
に分けます。
1ヶ月のうちに使ったかどうかで、15秒以内で判断します。
15秒で決められないものは、保留に入れます。
保留は、このあと1ヶ月で使うか考えます。
1ヶ月以内に使わないものは、財布以外に保管します^^
しまう
使ったに分けたものは、しまっていきます。
大掃除をしたお財布は、しっかり乾拭きしてから、もとに戻します。
大掃除&片付けを始めるオススメの場所
テーブルの上
テーブルの上は、ついモノを置きがちで、端っこの方に書類が溜まっていたりしてしまいがちですよね^^
テーブルの上も、乗っているものの置き場所に戻して、テーブルの裏や脚の部分など、いつもはお掃除しないところも、大掃除してみましょう^^
玄関のたたき
玄関に出したままの靴を、片付けて、玄関のたたきも大掃除しましょう^^
ホコリを落としたら、水拭きして、しっかり乾燥します。
私は、酸素系漂白剤を溶かしたお湯で拭き、きれいな水でもう一度拭いて仕上げますが、そこまでは大変!という方は、クイックルワイパーで、ウエットシートで拭くと簡単です^^
下駄箱の上
下駄箱の上も、ついモノを置いてしまって散らかりやすいです^^;
一度全部取り除いて大掃除しましょう。
ホコリを取り、拭き掃除をして乾燥させます。
レースなどを敷いている場合、けっこうホコリがついています。
大掃除の機会に手洗いして、汚れをとりましょう^^
カギ入れなどがある場合も、ホコリが溜まっています。
ここに置いておくものなのか、もう一度確認しながら、戻していきましょうね^^
テーブルの上や玄関のたたき、下駄箱の上などは、短時間でできるところなので、片付けや大掃除の取り掛かりにはぴったりです。
短時間でできるところから始めるのがコツです。
片付け&大掃除のスイッチが入りやすいです^^
家族にも気がついてもらえて、
「きれいになったね!」
と言われたら、モチベーションもあがります☆
2,リバウンドは”置く”が分かれ道。
戻せないのは、戻す場所が決まっていないから。
無頓着に置いてしまうのが原因です。
散らかってしまう起点に気づき、置き方のポイントを変えていきます。
置き方のポイント
置き方のポイントは3つあります。
1,頻度:よく使うモノほど、手前に(あまり使わないモノは、奥に)
2,見つけやすさ:上から見てわかる(重ねない。縦置きにする。)
3,戻しやすさ:動作が少ない(よく使うモノは近くに置く)
*戻しやすさがないと、リバウンドします。
なにげなく置くことから散らかりが始まってしまうので、置き方に気を付けてみましょう。
3,自然と片付く習慣を身につける。
いつも片付いている状態をキープするには、
片付けトレーニングシート
が有効です^^
片付けトレーニングシートとは、片付けが習慣化するまで、忘れず毎日片付けるために、目標を書き出しておくシートのことです。
やり方は、
1,1日に1つだけ気をつける目標を紙に書いて貼っておく。
例えば、仕事から帰ってきたら、バックを定位置に置く。など。
2,チェックをつける。
よくできたか、できなかったか、印をつけていきます。
これを3週間続けます。
人は3週間やり続けることで、習慣になると言われています。
習慣になるまで、このトレーニングシートを書いていきます。
始めは小さな目標から。
できたら、また別の目標で・・・。
というようにしていくと、片付けの習慣ができてきます。
1つずつ。
チェックシートに縛られず・・・。
親子で一緒にやるのもオススメです^^
せっかくトレーニングシートを作るなら、ついでに大掃除の場所も書き込むと、一緒に大掃除にも取り掛かれます。
一気に大掃除をしようと思うと、気が重くなってしまうので、10分で終わらせられる小さな大掃除を重ねていくと、いつの間にか大掃除も終わります^^
それでもリバウンドしてしまったら・・・
整理のステップで片付けていったら、片付けだけじゃなく、考え方や行動も変わっていきます。
どんどんやりたいことが増えて、できることが増えて、プラスの連鎖になると思います^^
それでも、リバウンドしてしまったら・・・。
リバウンドは、おきてしまっても、始めよりはいいはず^^
また戻せればいいのです。
楽しさは大事です^^
楽しいからやる。
小さなことで達成感を。
これで、リバウンドしても、また自分で戻せるようになりますよ^^
まとめ
かたづけ士の小松易さんの、片付けの極意と一緒に大掃除もする方法をご紹介しました。
タイマーを活用して、短時間に区切ってやってみると、楽しくお片付け&大掃除にも取り掛かれますね^^
片付かない悪循環を断ち切って、整理のステップに沿って、やってみてくださいね^^
ものの定位置を決めて、もとに戻す習慣ができると、リバウンドもしにくくなります^^
やってみてくださいね☆