お片付けの中でも、思い出のモノは、整理するのに時間がかかり、処分や保管するのも難しいですよね。
お子さんの作品や学校から返されたテストなど、いったいいつまでとっておくべきかも、悩みます・・・。
特にこれからは、春休みに作品などがたくさん返されて、思い出のモノが増える時期でもあります。
全部を捨ててしまわなくてもいいのですが、保管しておくにも限界がありますよね^^;
整理収納アドバイザーとして、お客様のお宅のお片付けをしていても、思い出のモノの整理は、いちばん時間がかかる作業です。
新学期を迎える時期は、整理をするチャンスなので、思い出のモノの片付け方についてまとめていきますね^^
思い出の品の片付け方
1,1ヶ所にまとめる。
思い出のモノは、急に思い出になるのではなく、だんだんと思い出のモノになっていくものもあります。
最初からとっておこうと思っていても、見直してみるとあまり思い入れがなくなっていることに気がついたり・・・。
またとっておいた理由もわからなくなってしまうことも。
どうしたらよいか迷う物の場合には、とりあえず置いておいて、あちこちに置いてしまうことがあります。
例えば、幼稚園や学校から持ち帰ってきたものを置く場所を決めるなど、1ヶ所に思い出のモノになるものをまとめるところから始めましょう。
1ヶ所に置くことで持っている数がわかりやすいですし、その場所から溢れたものは見直すこともしやすくなります^^
2,人別にまとめる。
人別にまとめておくと、ひとりどのくらいの思い出のモノを持っているかわかりやすいですし、分けて置いたほうが後からでも、整理しやすいです^^
思い出のモノもそのときに細かい分類はできなくても、誰のものかということはわかるようにしておきます。
とりあえず人別に分けておくと、後からでも整理がしやすくなります。
3,取っておく期限をつける。
どうしたらよいか、迷って取って置いている思い出のモノは、取っておく期限をつけておくというのも、片付けやすくなります。
期限をつけておいても、期限が過ぎたら捨てるということではなく、見直すきっかけにするだけでも、片付けは進んでいくものです^^
4,保管しておく量を決める。
思い出のモノの箱を設けるなど、保管しておく量を決めるのも、思い出のモノの片付けに有効です。
箱からあふれたものは、前のものを処分したり、全部取っておくべきか、考えます。
”この量だけを持つ”と決めると、思い出のモノが増えすぎるのを防げますね^^
箱に次に見直しをする日付を書いておくのも、おすすめです☆
5,保管しておく場所を決める。
押入れの一部。
収納庫の1段。
など、保管しておく場所を決めておいて、その場所に収まる分だけにするなどにすると、思い出のモノが増え続けることを防ぐことができますね^^
お子さんが自分で、思い出のモノを管理するときにも、保管しておく場所が決まっていると、自分でも片付けがしやすいです^^
6,写真やデータにとっておく。
お子さんの大きな作品などは、そのままの形でとっておくと場所がいくらあっても足りません。
お子さんと一緒に記念写真を撮っておくと成長記録にもなり、いつ作った作品かもわかりやすいですね^^
また、100点のテストのプリントも、思い出の品として、捨てられない・・・。
という方もいらっしゃいます。
家庭用のスキャナーでスキャンしておいたり、写真にとっておくのも、お片付けの効果があります。
7,気持ちに寄り添う。
モノを減らしていくことは、片付けが進むことではありますが、いっきに処分をしてしまうと、後からになって”モノ”への思いが残ることもあります。
思い出のモノは、ひとそれぞれに思いの重さも違うので、納得することも必要です。
特に、他人のものについては、その人にしかわからない思いがあるので、安易に処分を提案するのは、おすすめしません。
「そんなのいらないんじゃない?」
とか
「全部捨てなさい!」
は、大人でも、子どもでも、逆にモノへの執着をもつ原因にもなります。
思い出のモノを持つ量や保管期間など、モノがおうちに入ってきた時点で、話あっておくと、定期的に見直しもできますね。
どうして、そのモノと一緒にいたいのか、気持ちに寄り添うことも、大切です^^
まとめ
片付けが進みにくい、思い出のモノのお片付けについてまとめました。
毎日の暮らしの中で、思い出のモノは、使用頻度が低いですが、しまいこんでしまうと、忘れられてしまうモノでもあります。
思い出のモノのスペースが増えすぎると、今、暮らしに使うものが使いにくくなってしまうこともありますね^^
一年に一度、学年が変わるこの時期や、大掃除をする時期など、思い出のモノを見直す期限を決めておくと、思い出のモノも忘れることなく、大切にできます。
この時期は思い出のモノを見直すチャンスなので、参考にしてみてくださいね^^